忘れてしまうから

 

毎日毎日同じ日々の繰り返しのような気がして、気持ちの上下もなく毎日過ごしている。何もないのは幸せなことだけど、毎日訪れる出来事や変化や移り変わりを、今のわたしでしか感じられない温度を、忘れてしまう前に文章にする日があってもいいかな、とか、思ってしまった。

 
加えて、わたしは文章を書いたり、思っていることを言語化するスキルが著しく低いので、ここをそのスキルを鍛える練習の場にできたらいいな。
 
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今日は、大学の日。週に5日アルバイトをする中で、唯一の2日休みのうちの1日。
大学にいくと、友人に会えるただひたすらの楽しさと、なぜか懐かしさと寂しさ。
 
わたしは大学5年生で、留年生である。友人は皆卒業して行ったが、わたしはできなかった。卒業式の袴をキャンセルするのは心苦しく、親に申し訳なく、なんだか自分がみっともなく思えて仕方なかった。
幸いなことに、それでもいいんだよ、そんなこと大したことじゃないよと笑ってくれる人に囲まれて、わたしは再び大学に通い始める決心をした。
 
大学で残っている友人は1人。他にも卒業を迎えていない友人はいたが、もうみんなどうなってしまったのかわからない。
なんやかんや、わたしはとても楽しく大学に通っている。共にそこに通う友人は、1歳年上の、「ハッピー」を人の形にしたような人。明らかに目を引く美人で、優しさと賢さと傷付きやすさを持っていて、そしてそれを悟られないようにただひたすらに明るかった。彼女と一緒にいるとき、なぜか私は私を許せる気がした。
 
大学は、4年間過ごした、もういない友人たちのにおいがする。私は仕事の都合でほとんどの友人と休みが合わない。もしかしたらもう会うことすらできないのかもしれない。そんな寂しさすらも、この場所に来たら不思議と愛しく思えた。
 
10年後、3年後、半年後、もしくは明日の朝、わたしはどうなっているかわからない。わからないからこそわかること、今はただ、それを見つめていこうと思っている。
 
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profile :  
みー (22)
女子大 教育専攻
週に5日 下北沢でアルバイト 2年目